故人の冥福を祈り、供養するためには、きちんとした形で法事を行うことが大切です。法事をきちんと行うためにも、法事の作法や礼儀をしっかり身につけておくことをおすすめします。
まず、法事の準備で最も大切なのは日程を決めることです。初七日や四十九日、一周忌などの数え方を確認しておきましょう。
法事の日程を決める際に困るのが、命日が平日だった場合です。平日は、仕事の都合などで参加できない方が多いため、休日にずらして行う場合が多くなっています。
ただ、命日を過ぎてから行うのはあまり良くないこととされていますので、直前の土日に行うようにしましょう。お寺に日程を相談する場合は、候補日が2つか3つあると決めやすくなります。
基本的に法事は、自宅かお寺で行われることが多くなっています。自宅の場合は、法事の規模を考慮し、十分な広さがあるか確認する必要があります。法事を親族だけで行う場合は、電話連絡だけでも大丈夫ですが、故人と仲の良かった友人や会社関係の方が参列される場合は、往復はがきや返信用はがきを同封した封書などで案内状を用意して出欠をたずねましょう。
参列者が全員入れるほど広い自宅なら、そのまま会食も行うことができますが、お寺で行う場合は、法要の後に場所を変えて会食を行うことが多くなっています。
必要に応じて仕出し料理やお店の予約をし、参列者が少なく調理する場合は材料の準備をしておきましょう。料理を手配する時は、法事で利用することを先に告げて、伊勢えびや鯛など、おめでたい料理が出てこないようします。
引き出物の予算は2000円~5000円程度が一般的で、石鹸やタオルなど実用的な物が喜ばれる傾向にあります。ただ、遠方からこられる方がいらっしゃる場合は、持ち帰るのが大変なかさばる引き出物は避けるようにしましょう。
明石市にある本松寺は、開山以来四百年以上の歴史あるお寺です。年忌法要や百か日忌などの法事、お葬式、永代供養などの相談を受け付けております。ご先祖様の供養を何よりも大切なことと考えていますので、法事に必要な費用や作法などでご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。