先祖供養はとても大切なことです。墓地・墓所・お墓は似ているようでいくつかの違いがありますが、それぞれの違いを知っている方は少ないのではないでしょうか?こちらでは、お墓の豆知識をいくつかご紹介いたします。
墓地・墓所・お墓は3つとも似ている言葉なので、同じ意味だと思っている方も多いのではないでしょうか?
墓地は、お墓を建てている区域全体のことをいいます。一般的に墓地は、休憩所や駐車場などのお墓の周りにある施設もすべて含まれます。
墓所は、故人のお墓がある場所、お墓を作るために区画された土地のことをいいます。お墓は、故人の遺骨などを納める場所・構造物自体のことをいい、墓石・境界石・外柵・納骨棺などが含まれます。
日本では、縄文時代から埋葬をする習慣があり、これは歴史上でも残っています。時代とともに、埋葬の仕方が変わり、弥生時代には甕棺・木棺・石棺と呼ばれるものに遺体を納めて埋葬を行っていました。
古墳時代には、権力者だけの巨大なお墓が作られるようになりました。現在では、観光地としても残っており、最も有名なお墓として仁徳天皇陵の前方後円墳があります。この頃の庶民は、共同墓地に土葬を行い、盛り土や石を置いていました。
平安時代に入ると石を加工してお墓を建て、鎌倉・室町時代には位牌などを取り入れ、五輪塔と呼ばれるお墓の形を建てていたようです。江戸時代の頃から檀家制度があり、仏事が一般的に浸透しました。お墓は時代とともに変化していますが、先祖を供養する形は変わらず現在も受け継がれています。
日本では、多くの方が生前に自分のお墓を建てています。生前に自分のお墓を建てることは、長寿・子孫繁栄・家内円満などの幸福が起こる縁起の良いことだと言い伝えられてきています。
お墓を生前に建てることを寿陵といい、長寿の寿と陵のはかを意味します。聖徳太子や昭和天皇も、寿陵を建てたことで有名です。「家に幸福を招き長寿を約束される」と伝えられ、生前にお墓を用意すると長生きするといわれています。
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